歌舞伎町から六本木へ
今日は未経験から六本木の高級クラブで3ヶ月でNo.1になった話の続きです。
未経験から高級クラブで3ヶ月で指名No.1になった話し[第1章]
歌舞伎町で途方に暮れたその後
勇気を出しに出して飛び込んだ歌舞伎町なのに、お店に2日目出勤すると、そこにあったはずのお店がなくなっていた。要は1日にしてお店にとばれたということだ。
(これって歌舞伎町あるあるなの?水商売の経験短いから今だにわかんない。)
さて…。歌舞伎町に1人立ち尽くす叶う子。これからどうするか…無職のままでは生きていけない、このまま他のお店を探すか?それともこのままホームレスか…
そんな事を考えていると、ふとどこかで聞いた風の噂が頭をよぎった。
「水商売をするなら自分から志願してはいけない、スカウトをされての入店でなければダメだ」
というものだ。言っている事はわかる。しかし、スカウトってどこでされればいいの?
当然この疑問が湧き上がってくる。
わからん!知らん!ひとまず退散!!と言う事でその日は家に帰った。
スカウトをされに行くことを決意
家に帰り、パソコンで再びお店探し。条件や仕事内容をじっくりと見ていたら「おぉ、このお店めっちゃ良さげ!!」と、言うお店を発見!そこにしようと即決する。しかし、そこのお店にスカウトをされて行くにはどうしたら?
「そうだ!頭をよぎった風の噂にはこう付け加えられていた!!」
突然思い出した。その方法とは
「フラフラ歩いてたら声かけられるよ。」
…マジで?本当にフラフラしてるだけでスカウトなんて来る?こなかったら恥かかない??大丈夫???
半信半疑だったが、私にはやるしか道がなかったのでフラフラした。
当時はまだスカウト行為が犯罪ではなかった。私はスカウトをされるべく、夕方慣れない歌舞伎町を徘徊した。ありがたい事にすぐに数人のスカウトに声をかけてもらえた。スカウト達も、女の子を探すのに苦労していたのだろう。
スカウトとの出会いで人生が動き始める
その中で爽やかな、しかし色の黒い、とにかく黒い青年にお店を紹介してもらう事に決めた。これには松崎しげるもびっくりである。
こんなに黒い人、今までの人生の登場人物にいなかった。当然である。世間知らずな上に、田舎で直向きに生きてきたのだから。黒い肌に歯が白すぎて、歯のお化けみたいだった。ただ、気さくで真面目な人だった。
早速しげる(仮)に「私、ここで働こうと思って!だから紹介してください!!」と、昨夜見つけた求人を見せる。しげるは驚いた顔をして「叶う子ちゃん!!ここ、セクキャバだよ!!」と、速攻で突っ込まれた。
「セ、、、セクキャバ?!!!!!」
「そうだよ!!王様ゲーム!はい、おっぱいタッチ~~ニヒヒってされるよ!!!!」
(本当にこのまま言ってた)
え??なにそれ、本当に?!だって、そんな事求人には一つも書いてない!!でも、やたら条件が良い…。
なるほど、条件が良いのには理由があるのか。条件だけ見てた自分バカだ、そんなおいしい話があるわけない!
また振り出しに戻ってしまった!!と、ガッカリしてしまった。
初心者だからこそ助けられた
どれほど夜の世界初心者なんだ!!!!しげるに出会ってなかったら、自分でその店の面接に行っちゃってたかもしれないよ!!こわすぎる、、、。
そしてしげるの判断によると、私は見た目や雰囲気から、どうやら歌舞伎町ではなく六本木のクラブ向きということだった。
その時の私は歌舞伎町、六本木、銀座の区別もつかないどころか、スナック、ラウンジ、キャバクラ、クラブの違いも全くわからなかった。それもそのはず小悪魔アゲハなんて読んだ事もなかったんだもん。
しかしそこはプロの判断に任せ、六本木のお店で働く事にした。しげると連絡先を交換し、電話やメールで連絡を取り合い、私の状況や希望を伝え面接に行くお店を決めた。
六本木の高級クラブデビューへ
そして面接に行くために、六本木でしげると待ち合わせた。しげるが電話で言った衝撃の一言。
「六本木アマンド前に18時。」
その瞬間、私の身体に稲妻が走った。六本木アマンド…!
そう、あの氷室京介が布袋寅泰を呼び出してバンドに誘ったという伝説の場所である。
全く世代では無いのに、BOOWYの大ファンだった私にはまさに聖地!!しかし私は人生初めて行く六本木、アマンドの場所なんて知らなかった。
スカウトの人の説明を受け、何とか到着。
「あぁ…ここが氷室京介が布袋寅泰を誘った伝説の始まりの地…!」と、胸を震わせながらアマンドを見上げた事を昨日のことの様に思い出せる。
そして私はしげると落ち合い、六本木のクラブの面接へと向かうのだった。
歌舞伎町の時と違い、1人じゃなかったのでそれだけでとても心強かったのをよく覚えている。





